異物混入の原因を追求。

食品のクレーム品を分析するための検査です。クレームには虫、樹脂、金属などの異物混入やカビの発生などがあります。クレーム品の内容やお客様の要望によって豊富な経験から様々な検査で対応いたします。検査結果をもとに異物混入の原因やクレーム品の発生原因の分析にお役立てください。

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主な異物の種類は次の通りです。

食品に混入する異物は主に3種類に分類されます。

動物性異物

毛髪・血液・爪・皮フ・歯などのヒト由来のもの、ハエ・ゴキブリ・虫片・寄生虫などの虫由来のもの、羽・毛・ネズミの糞・骨・軟骨などの動物由来のものなどがあります。

植物性異物

植物片・種子・木片などの植物由来のもの、細菌・カビ・酵母などの微生物由来のもの、紙片・糸くず・布植など植物由来の加工品などがあります。

鉱物性異物

釘・針・針金・金属片などの金属由来のもの、ガラス片・土砂・瀬戸物・貝殻片・セメント片などの鉱物由来のもの、ビニール片・プラスチック片・ゴムなどの樹脂由来のものなどがあります。

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主な検査方法

異物の種類に適した様々な試験を実施しております。また、お客様のご要望により追加試験も対応しております。お気軽にご相談ください。

外観観察

目視または顕微鏡で形状、大きさ、色調、柔らかさなどの性状を観察します。カビや酵母などの微生物系、ハエやゴキブリなどの虫系、人毛や獣毛、種子や木片などの植物系、ゴムやプラスチックなどの樹脂系などある程度の方向性の判断を行います。

反応試験

反応試験ではヨウ素-デンプン反応試験によるデンプンの有無、ニンヒドリン反応によるタンパク質の有無、ルミノール反応による血液か否か、リグニンの定性試験による木片か否かなど各種試験を行い、異物が何であるかの特定をしていきます。

FT-IR

主に有機化合物が検査対象となります。異物にあてた赤外光が、どれくらい透過したかあるいはどのくらい反射したかを測定することにより、主な構成成分などの分析を行います。異物をほぼ壊さずに分析が行えるという特徴があります。

EDX

主に無機化合物が検査対象です。金属、石、骨、ガラスなどの可能性が疑われる場合に実施します。異物にX線を照射し、異物に含まれる原子から放出される特定のX線の解析を行うことにより、その異物が何であるかを分析します。

DNA

主に毛髪や獣毛が検査対象です。ヒト由来のものか動物由来のものか、動物なら牛なのか豚なのかまで分析したい場合に実施いたします。また食肉製品などに混入した骨や軟骨なども独自の洗浄技術により対応可能な場合があります。

カタラーゼ試験

主に虫や毛髪や獣毛が検査対象となります。多くの生物に含まれているカタラーゼと呼ばれる酵素の活性の有無を調べることにより、異物が加熱を受けたか否かを推定します。腐敗などの影響により検査が実施できないことがありますのでご注意ください。

feature

素早い対応と顕微鏡で見る安心価格

通常はお受け取りした日から翌々日までには一時報告をいたします。また途中経過により追加試験にも対応しております。外観観察のみの場合は5000円からの料金設定にしておりますので、お気軽にご相談ください。

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