腸内細菌検査は、
便を検体として、特定の病原菌の有無を確認する検査です。
食品を扱う業務では、
体調に自覚がない場合でも結果として周囲に影響を及ぼすことがあります。
この検査は、そうした状態を把握するために、
多くの現場で実施されています。
この検査で分かるのは、
提出された検体について、
指定した病原菌が確認されたかどうかです。
検査結果は、
体調や自覚症状の有無とは必ずしも一致しない場合があります。
そのため、結果は事実として受け取り、
現場での対応を考えるための前提情報として扱われています。
腸内細菌検査は、
調理や配膳など、食品に直接関わる業務を行う現場で
実施されています。
学校・保育施設・高齢者施設の給食、
病院給食、弁当・惣菜製造、飲食店など、
提供する人数や対象に配慮が必要な現場で、
定期的な確認として行われています。
・検体 : 便
・主な検査項目 : 赤痢菌、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌など
・結果報告 : 所定の様式にてご報告します
検査項目や実施頻度については、
施設の運用や契約条件に応じて異なります。
赤痢菌は、感染力が強く、少量の菌でも感染する特徴がありヒトとサルに感染します。感染経路は赤痢菌に汚染された飲食物を口にすることで起こる経口感染があります。また、感染者が触れたドアノブやタオルからも感染が広がることがあります。
腸チフス菌とパラチフス菌はサルモネラ属に分類され広い意味でサルモネラ菌の一種として扱われます。ヒトにのみ感染し、感染経路は腸チフス菌・パラチフス菌に汚染された飲食物を口にすることで起こる経口感染があります。
腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素と呼ばれるとても強い毒素します。腸管出血性大腸菌にはいくつもの血清型があり代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」で、そのほかに「O26」や「O111」等が知られています。
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